これってオンナのたわごと?/鯖江 友朗
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第一話 春雨(散文詩)
「春雨やものがたりゆく蓑と傘」(与謝蕪村)
「春雨にしっぴり濡るる鴬の羽風に匂う梅ヶ香や 花にたわむれしおらしや 小鳥でさえも 一筋にねぐら定める木は一つ」(江戸時代、長崎の端唄)
春の雨は人や鳥までもおっとりさせるようです。
第二話 懸想
思いを懸けるとは(1) 恋い慕う。執着する。情をかけるという意味で、懸想すると使われますが、「母御に思いをかけ申す事よもあらじ」(謡曲の鳥追舟)にあるように、(2) 心配をかける。心配させるという意味でも使われます。(大辞林第三版)
どちらの用法でも、望ましいのは双方の思いが通い合うことです。
第三話 徒食
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」(川端康成の小説『雪国』の冒頭)
小説の主人公島村には妻子がいますが、無為徒食の生活を送っています。彼は親の財産を相続しているからです。彼は一人で雪国へ行き、温泉芸者の駒子に会います。
会うは別れの始めと言います。別れの後はただ食べるだけの生活をするのでしょうか。
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